行く夏惜しみ盆踊り、夕顔市
2017年8月31日
棚倉町の奥座敷とされる奥州山本不動尊の秋の例大祭が8月27日から29日まで境内周辺で繰り広げられ、初日の夜には前夜祭として駐車場に組み立てられた特大やぐらを囲んで「懸賞付き豊年盆踊り大会」が開かれた。上半身裸の若衆がかねや太鼓を打ち鳴らし、おはやしが山あいに響き渡る中、企業グループや踊りの団体、青年会、家族連れや奇抜な衣装に身を包んだ踊り手たちが輪になり、夜遅くまで踊り続けた。
前日の26日には、町中心部の棚倉城跡北門通りの一部が通行止めとなり、地元商店会と自治会連携による手づくりのお祭り「夕顔通り市」が催された。屋台やゲーム、飲食コーナーが設けられ、家族連れや子どもたちでにぎわった。通りの商店や各家庭で栽培している夕顔が日没ごろには、純白の花びらを開き、縁日風情たっぷり。訪れた人々に安らぎと憩いのひとときを与えた。
(8月28日の紙面から)