東白日報

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過去記事・編集長の雑記帳

  • 2017年9月8日

    前塙町長、春に旭日双光章
    母畑温泉の八幡屋で記念祝賀会

    基文さん叙勲祝賀会

     前塙町長の菊池基文さん(71)=塙町上石井=が今春の叙勲で「双光旭日章」を受章したのをたたえる記念祝賀会は3日、石川町母畑温泉の八幡屋で開かれ、菊池さんの幅広い人脈と交友関係を物語り、各界各層の約300人が集い、栄誉を祝福した。
     菊池さんは、町職員から平成16年の町長選で初当選し、3期12年務めた。祝賀会では、鈴木正晃副知事、増子輝彦参議院議員、杉山純一県議会議長、東白川郡選出の宮川政夫県議、東白川地方町村会長の大樂勝弘鮫川村長らがお祝いを述べ、渡部英敏会津美里町長らが記念品を贈った。宮田秀利現町長ら郡内各首長らも駆け付けた。
     同級生や家族らから妻良江さんとともに花束を受けた後、菊池さんが謝辞に立ち、町長時代、特にお世話になったという3人からもらったという言葉を今も大切にしていることなど、独特の言い回しで町長時代と変わらぬユーモアたっぷりの名調子で笑いを誘い、謝辞を述べた。
     菊池さんの人柄を伝えるテーブルスピーチなどが続き、アトラクションに塙工業高校和太鼓部が勇壮な演奏を披露し、盛り上げた。
     (9月4日の紙面から)

  • 2017年9月4日

    JA東西しらかわと銀座農園
    震災が培った絆、棚倉で調印式 
     

     農協提携

     年内に棚倉町に本店移転を計画しているJA東西しらかわ(薄葉功代表理事組合長、現本店・白河市表郷)と海外や国内各地で新時代の農業経営を実践している銀座農園株式会社(飯村一樹代表取締役、本社・東京都)が8月31日、棚倉町で業務提携調印式を行った。農協が持つ生産力と組織力、銀座農園のIT活用技術、大胆な企画力、流通拡大ノウハウなどを合体させ、共存共栄を図るのが狙い。
     両者は、東日本大震災と原発事故が発生した平成23年3月、風評が国内外に広がり、福島県内の農業が危機的状況に見舞われる中、事態打開に動いた当時の組合長の鈴木昭雄さんが同月末、銀座農園に飛び込み、飯村社長と直談判して3日後の4月1日から東京・有楽町の駅前の同社店舗「マルシェ」で同JA産の野菜販売を始めたのがきっかけで、物心両面の絆が深まった。同社の働き掛けで、上野公園で牛の丸焼き販売を実現し、大きな話題を呼んだこともあったという。
     銀座農園は、土を使わない高糖度トマト生産を主力に、シンガポールに乗り込んで新しい農業プロジェクトを展開した実績から、現在はタイ政府の公認を受けて事業を拡大し、国内でも設備と生産技術を丸ごと大手企業に販売する画期的な手法で業績を伸ばしている。
     (8月31日の紙面から)

  • 2017年8月31日

    山本不動尊駐車場で豊年盆踊り
    棚倉城跡北側で「夕顔通り市」

    山本不動盆踊りやぐら
    夕顔通り市 (1)

     棚倉町の奥座敷とされる奥州山本不動尊の秋の例大祭が8月27日から29日まで境内周辺で繰り広げられ、初日の夜には前夜祭として駐車場に組み立てられた特大やぐらを囲んで「懸賞付き豊年盆踊り大会」が開かれた。上半身裸の若衆がかねや太鼓を打ち鳴らし、おはやしが山あいに響き渡る中、企業グループや踊りの団体、青年会、家族連れや奇抜な衣装に身を包んだ踊り手たちが輪になり、夜遅くまで踊り続けた。
     前日の26日には、町中心部の棚倉城跡北門通りの一部が通行止めとなり、地元商店会と自治会連携による手づくりのお祭り「夕顔通り市」が催された。屋台やゲーム、飲食コーナーが設けられ、家族連れや子どもたちでにぎわった。通りの商店や各家庭で栽培している夕顔が日没ごろには、純白の花びらを開き、縁日風情たっぷり。訪れた人々に安らぎと憩いのひとときを与えた。
     (8月28日の紙面から)

  • 2017年8月28日

    棚倉で小中学校音楽祭東白川地区大会小学校
    合唱は鮫川、棚倉、合奏は棚倉が県大会へ
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     県下小中学校音楽祭東白川地区大会(小学校)は23日、棚倉町文化センター倉美館で開かれ、合唱の部、合奏の部にそれぞれ鍛え上げた美しいハーモニーと息の合った演奏をステージいっぱいに響かせた。
     前半の合唱では鮫川小、棚倉小の両校が優秀校に選ばれ、9月に喜多方市で開かれる県大会への出場を決めた。合唱には8校が出場し、課題曲「いまだよ」と、各校がそれぞれ自由曲を発表した。このうち、審査対象は棚倉、矢祭、鮫川の順に登場した。
     後半の合奏には、4校が出場した。唯一の審査対象となった棚倉は「おもちゃ箱のファンタジー」を見事に演奏した。県大会は10月に福島市で開かれる。
     (8月23日の紙面から)

  • 2017年8月23日

    14、15日 東白川郡内各町村で伝統行事
    歩行者天国や花火大会

     
     13日から15日までのお盆期間中、東白川郡内では、各町村で伝統の夏祭りが繰り広げられた。2日間とも雨模様だったが、帰省中の家族や親戚、友人たちを連れ立って、ふるさとの祭りを満喫した。

    たなぐらの夏まつり歩行者天国

    【たなぐら夏まつり歩行者天国】(14日、棚倉町)午後3時から棚倉町内新町、古町などの目抜き通りで開かれた。ぼんぼりや七夕飾りで彩られた通りが歩行者天国となり、ヨサコイやショーなどのイベントをはじめ、各商店会や商工会青年部などが露店を並べ、活況を呈した。今年で3回目となった浴衣コンテストは親子の部、一般の部があり、来場者が投票して入賞者を決定した。

    はなわ流灯花火 (1)

    【はなわ流灯花火大会】(15日、棚倉町)今年で88回目という伝統の祭りで、午後2時からの昼の部は栄町、本町が歩行者天国となり、塙工業高の和太鼓や大道芸などのイベントが続いた。露店のにぎわいも夜になると、黒山の人だかりとなり、あちこちで再会を喜ぶ会話が弾んだ。南端の川上川では流灯大会が始まり、大型灯篭が久慈川の合流点に差し掛かるころ、花火大会も幕開け。川沿いを埋め尽くした観覧客から空と川面の競演に歓声が沸き起こった。余韻を残した歩行者天国では、各団体による踊り流しがフィナーレを飾った。

    矢祭百八灯祭

    【矢祭町戸塚】(15日、矢祭町)戸塚観世音菩薩祭礼の「戸塚百八灯祭」が夕刻から開かれ、高張りちょうちんを手にした子どもたちが108本のたいまつを手に久慈川堤防に向かい、水害から守る祈りとともに水難者を慰霊。おはやしに合わせて「よいしょ、よいしょ」と掛け声を上げながら、地区内を練り歩いた。

    鮫川花火大会

    【鮫川花火大会】(15日、鮫川村)午後6時から村保健センター駐車場で太鼓やレクダンス、ライブ演奏などのイベントがあり、午後7時半から鮫川中下の国道349号トンネル付近から花火が打ち上げられた。

    (8月17日の紙面から)