1. 過去記事
2017年12月31日
12/11(月)付~12/21(木)付 主な掲載記事
▶12/11月 矢祭町の「やまつりえほんフェスタ」は9日、ユーパル矢祭で開かれ、第9回手づくり絵本コンクールの表彰式が行われました。最優秀賞は一般の部が武田光弘さん(長野県)、家族の部が掃部千鶴さん・真那さん(南会津町)、家族の部で特別賞に選ばれた地元の髙橋竜一さん・郁杜さん(矢祭町)らが古張允町長から表彰されました。審査委員長はノンフィクション作家の柳田邦男さん、絵本作家のあべ弘士さんが務めました。
▶12/13水 鮫川村渡瀬地内で木炭の生産・出荷を手掛けている鈴木薪炭店の鈴木敏和さん(53)は今では珍しい炭焼き窯の再建に取り組んでいます。老朽化に伴い、3基の窯のうち1基が使えなくなったのと、東日本大震災と原発事故による風評被害で需要が落ち込んだため、新しい窯を造って衰運をばん回しようとこつこつと土台から築き上げてきました。今月2日、念願の火入れを行い、年明けの本格生産に向けて新窯で作業を始めました。「買ってくれる人がいる限り、続ける」と、関東や北陸の焼き鳥店、せんべい店などの出荷先から注文を受けて作業にも熱が入っています。
▶12/14木 棚倉町棚倉字南町の藁谷鋭さん(72)が趣味で作った古民家のミニチュアの出来栄えの見事さが話題を呼んでいます。11月15、16日に町立図書館で開かれた、町老人クラブ連合会主催の高齢者作品展に初めて出品し、審査会でいきなり最高賞の町長賞に輝きました。特に、かやぶきに似せた屋根は、河川敷から春に採取したネコジャラシの茎を乾燥させ、数㌢に切って穂先をそろえ、一列ずつ両面テープに貼り付けて重ねていったそうです。このほかの材料もホームセンターで仕入れ、日常生活の合間に少しづつ組み立て、完成まで1年以上かけた労作(木村澄男会長)です。
▶12/14木 鮫川村の関根軌道工業(関根貢社長)が社屋向かいの同社所有地の小高い丘に、今年も大型イルミネーションを設置し、今月1日から夜間照らし出しています。高さ10㍍ほどの支柱から斜面を生かして長さ30㍍の綱をクリスマスツリーのように42本吊り下げ、周囲にサンタやトナカイ、雪だるまなどのマスコットを配置しました。赤や青、黄色などカラフルに点滅し、真下の駐車場の照明とのコントラストもみどころです。来年1月中旬ごろまで点灯を続けることにしています。
▶12/15金 塙町物産協会が先月11月から注文受け付けを開始した「ふるさと宅配便(お歳暮用)の売れ行きが好調です。箱詰め作業もピークを迎え、15日は町商工会館で会員らが発送作業に追い込みをかけました。米やみそ、菓子など町産品を組み合わせたセットは、8千円、5800円、4800円、3800円各1セットと4000円2セットの計6種類。お歳暮は20日で受け付けを終了したが、それ以外の問い合わせは、町商工会内の事務局 電話0247(43)0371へ。
▶12/18月 棚倉町流の京セラ福島工場跡地の土地、建物を取得して白河市表郷からの移転・改修工事を進めていたJA東西しらかわ(薄葉功代表理事組合長)が18日、新本店での業務を開始した。テープカットと鏡開きでオープンセレモニーを開き、新たな一歩を祝い合いました。新本店は敷地約1万9800平方㍍、二階建て、建築面積約1万2千平方㍍で、事務所・会議室は2階にあり、1階には、いきいき福祉センターも移転しました。
▶12/19火 太鼓祭和太鼓日本一決定戦は10日、埼玉県の大宮ソニックシティで開かれ、初出場の塙工業高和太鼓部は入賞は逃したが、9団体中5位と健闘しました。9月に宮城県で開かれた北日本大会で準優勝し、決定戦出場を果たしました。24日午後1時30分から棚倉町文化センター倉美館で定期演奏会が開かれ、その勇壮な響きをとどろかせます。入場無料。
▶12/20水 鮫川村赤坂東野字葉貫の村交流施設「ほっとはうす・さめがわ」は土曜日限定の健康特製ランチ「豆腐御膳」を発売しました。19日、試食会が開かれました。鮫川産大豆で作った豆腐、豆乳尽くしで、豆腐、豆乳しゃぶしゃぶ、豆乳スープのオリーブオイルかけが主な内容。ざる豆腐は薬味と塩で食べるほか、黒蜜ときな粉であえてデザートとしても味わえ、豆乳しゃぶしゃぶでは湯葉も楽しめます。肉、野菜を堪能した後、メンマ、チャーシュー、ネギを鍋に入れて豆乳ラーメン、豆乳おじやにもできるそうで、料金は税込み1500円。完全予約制で限定10食まで。問い合わせは、電話0247(48)2555へ。
▶12/21木 棚倉町の歴史に詳しくなってもらおうと町が実施している、第4回棚倉ふるさと検定1級合格者3人に対する認定証授与式が20日、町役場で行われ、湯座一平町長から認定証のほか、ご当地キャラの「たなちゃん」がデザインされた「たなちゃんパス」と「棚倉通(つう)がいます」と書かれたのぼり旗が贈られました。町の歴史や観光、特産物などの問いに4肢択一式で回答を選び、80点以上でないと合格できないだけに、3人はこれから町を訪れた人たちのガイド役として活躍してくれそうです。
2017年12月21日
12/4(月)付~12/9(土)付 主な掲載記事
▶12/4月 棚倉町が町民の健康づくりの拠点として設置した「健康づくり交流館」が3日、ルネサンス棚倉敷地内にオープンしました。テニスコート脇のクラブハウスを改修して全面ガラス張りの運動スペースを設け、健康づくりに関する図書なども閲覧できるようになっています。初日は、オープニングイベントとして周辺の屋内外施設や文化センター倉美館を会場に、青竹を踏んで足つぼを刺激する「青竹ビクス」、プールやジムでもアクティビティーの体験があったほか、レストランでは人気野菜の「ケール」などを使ったヘルシーランチ試食会、倉美館ではシドニー五輪陸上競技日本代表の管理栄養士高橋千恵美さんらの講演などが行われました。
▶12/4月 東白川郡内一のスケールと豪華さを誇る塙町東河内の佐藤建設工業のイルミネーションが今年も始まりました。会社の建物から花壇、石垣などをキャンバスに、アニメキャラクターやクリスマスツリー、流れ星などメルヘンの世界を電飾で表現している。年内いっぱい夕方5時から深夜10時まで点灯しています。
▶12/5火 棚倉町の高野小では5日、さまざまな分野で活躍する人たちを講師に招いた、3つの特別授業が繰り広げられ、子どもたちは普段の授業とはひと味違う雰囲気の授業に、生き生きとした表情で取り組みました。元小学校教諭の山口彌代さんは絵手紙、書道教室を主宰する森本為子さんは書き初め、県教委の体育専門アドバイザーを務める元体育教諭の岡部幸雄さんは体育館でマットや跳び箱を使って基礎体力を身に付ける運動を教えました。
▶12/6水 塙町老人クラブ連合会(木村澄男会長)が6日、「清掃作業に役立てて」と町内の公共施設向けに手縫いした雑巾892枚を町に寄贈しました。町内の小中学校4校、公民館、役場、幼稚園、保育園など各施設に50枚~150枚ずつ配分するそうです。
▶12/7木 クリスマスパーティーや忘年会、新年会と宴会シーズンを迎え、棚倉町は飲食店などでの食べ残しによるごみを減らそうと、「町食べきり20・10・0運動」を提唱し、6日、協力店第1号の新富家、第2号のルネサンス棚倉に認定証を交付しました。運動は、①乾杯後の「20」分間は、自席で料理を楽しむ②お開きの「10」分前には、席に戻りもう一度、料理を楽しむ③「もったいない!」を心掛け、食べ残し「0」を目指す―という内容。運動を紹介する特製コースターを作り、活用します。町役場住民課で他の協力店を募っています。
▶12/8金 矢祭町高齢者クラブ連合会による第1回カーリンコン大会が8日、町営体育館で開かれました。ポイントとなるディスクに、別のディスクを投げ、ポイントを争う競技で、年代を問わず取り組めるのが魅力。参加者たちは時には真剣な表情になりながらも、仲間の声援を受けて和気あいあいと臨んでいました。
▶12/9土 「ユズとショウガの八槻市」として知られる、棚倉町の八槻都々古別神社の例大祭「八槻まち」が9、10の2日間、境内周辺で開かれました。参道にはユズ、ショウガなど農産物を中心とした露店が並び、活況を呈しました。9日には、拝殿で県指定文化財の「御神楽」奉奏が行われたほか、2日間とも投げ餅や三春ひょっとこ踊りなどの実演で盛り上げました。
2017年12月10日
11/27(月)付~12/2(土)付 主な掲載記事
▶11/27月 塙町観光協会が25、26の両日、福島県農都交流事業として、東京のIT企業を受け入れ、社員12人にレタス収穫やダリアの手入れなどを体験してもらいました。地元のお母さんたちが手作りした弁当やすいとん汁を味わったほか、交流会もあり、IT社員たちもすっかり田舎の良さを満喫した様子でした。湯岐(ゆじまた)温泉にある湯遊ランドはなわに1泊した翌朝はしっかり社内の会議を開き、農作業体験ツアーや野菜の流通などIT分野のビジネスに生かせるか可能性を探ったようです。
▶11/28火 棚倉町中心部の棚倉小学校角にあるシンボル「時の鐘(かね)」に25日、イルミネーションが設置されました。来年1月末まで、夕方5時に点灯し、午後10時まで照らしています。町のご当地キャラ「たなちゃん」のポーズやクリスマスシーズンにちなんでトナカイが首をもたげる様子などが表現されています。町商工会青年部が毎年、趣向を凝らして設置作業を行っています。
▶11/29水 福島県の農道整備事業に伴い、発掘調査が進められている矢祭町中石井の「割目遺跡」で23日、町教委などの主催による現地説明会が開かれました。遺跡は古墳時代から平安時代の集落跡とみられ、建物跡や土器などが見つかっています。説明会には町民ら約30人が参加し、往時の暮らしに思いをはせた様子でした。
▶11/30木 福島刑務所の作業製品展示会が30日から12月2日までの3日間、JR塙駅前の塙町コミュニティプラザで開かれました。各地の刑務所で製造された木製のタンスや椅子、バッグ、エプロン、革ベルト、靴など豊富な種類の生活用品が並び、即売されました。利益を目的にしていないということで、高品質な家具などが低価格で販売され、大勢の来場者でにぎわいました。中でも、「獄」の文字が入ったバッグなどは〝獄シリーズ〟として人気があったようです。
▶12/1金 第70回鮫川村文化祭「作品展」が1日から5日まで村公民館で開かれています。村内の趣味の会や小中学校などの団体や個人から、アクリル画や水墨画などの絵画、サンドアート、俳句、短歌、書、写真、工芸、民芸など多種、多様な作品が並んでいます。多くの来場者が思い思いのコーナーで観覧を楽しんでいます。
▶12/2土 棚倉町逆川の老人クラブ「相生(あいおい)の会」は、東白川郡森林組合の協力を受け、地区内の福島交通逆川停留所に木製ベンチ2基を設置し、2日、その場所で設置式を行いました。停留所ではこれまで座る場所がなく、通学の高校生や高齢者らの利用者が立ってバスを待っていました。また、手荷物などは地べたに置いている様子を見て、相生の会の山口昂太郎会長が森林組合に協力を求めたところ、森林組合側が快く手作りベンチの寄贈を申し出たということです。バス停には2基設置し、併せて、近くの逆川運動公園にも3基のベンチが配置されました。設置式では、山口会長ら役員と地元区長、森林組合の富永盛彦代表理事や福島交通関係者らが集い、喜び合いました。
2017年12月3日
11/16(木)付~11/24(金)付 主な掲載記事
▶11/16木 琴を使った特別授業が16日、鮫川村の鮫川中で開かれ、一年生が貴重な演奏体験をしました。棚倉筝曲愛好会に所属する宮川真実さん(棚倉町)と矢内芳子さん(石川町)の2人が講師として訪れ、初めに2人が「さくらさくら」を模範演奏して始まりました。生徒たちは楽器の仕組みや歴史などを学んだ後、宮川さんらが持参した琴を使って少しづつ音をつまびく練習を繰り返し、最後は合奏ができるようになっていました。
▶11/17金 棚倉町の山岡小の全校児童22人が16日、町内の寿恵園を訪れ、合唱を披露してお年寄りたちを楽しませました。「虫の声」に始まり、「もみじ」「赤とんぼ」の3曲を続けて合唱した後、お年寄りたちと一緒に「ずいずいずっころばし」を歌いながら、手遊びを楽しみました。訪問の際、児童が学校近くの畑で収穫したサツマイモを段ボール箱に詰めて持参し、お土産にプレゼントしました。
▶11/20月 しらかわ秋・冬観光キャンペーンのイルミネーション点灯式は18日午後5時から塙町の道の駅はなわ「天領の郷(さと)」で行われ、駅舎を3万球のカラフルな電飾で浮かび上がらせました。東西しらかわ9市町村の首長や「ご当地キャラ」が勢ぞろいし、塙工業高校和太鼓部の演奏で盛り上げた後、各首長が一斉に点灯ボタンのスイッチを入れました。電飾は「花の宮殿」をテーマに、塙町特産のダリアなどをかたどり、毎日午後5時から午後10時まで点灯しています。来年1月31日まで継続します。
▶11/21火 棚倉町ブルーベリー愛クラブ(蛭田良昇会長)が原料を加工して供給しているパン「ブルーベリー ホイップロール」が21日、県内全店のセブン‐イレブンで一斉に発売されました。ブルーベリーのほのかな香りと爽やかな酸味がホワイトクリームにくるまれ、しっとりしたパン生地の真ん中に挟まれています。価格は税込み120円。見掛けた際はぜひ、ご賞味を!
▶11/22水 災害時にドローンの活用を―と、棚倉町の藤建技術設計センター(近藤松一代表取締役)は22日、町と協力活動に関する協定を結びました。自然災害や火災、大規模事故をはじめ、武力攻撃など万が一の緊急事態の際にも、町側の要請に応じて同社が無償でドローンを飛ばし、搭載したカメラからの映像や画像、被害状況などの情報を町に提供します。ドローンの初期費用はおよそ1千万円だそうで、2個のバッテリーを使って最長の飛行時間は約15分。半径5㌔以内に設定して自動で最初の場所に戻る仕組みになっているそうです。
▶11/24金 第28回塙町産業祭は23日、塙小周辺で開かれました。農商工一体となった体験型イベントのほか、呼び物の塙代官カップ水上俵引き競争が久慈川で開かれました。江戸時代にこの地で年貢米をいかだで運んだことに由来して始まった催しです。例年は、この時期は水かさが少ない時期ですが、この日は前夜来の雨で、大人の膝付近まで浸かり、各チームとも大苦戦の様子でした。メーンの部優勝のシューティングスターα(塙町)には賞金10万円が贈られました。
2017年11月24日
11/10(金)付~11/15(水)付 主な掲載記事
▶11/10金 首都圏の棚倉町出身者でつくる東京棚倉会(坂田好之会長=埼玉県春日部市)の総会が10日、東京・西池袋のリビエラ東京で開かれ、棚倉町側から湯座一平町長、松本英一町議会議長、立石誠町商工会長ら35人、東京棚倉会は48人が出席しました。棚倉会会員では、秋篠宮家長女の眞子さまの婚約者小室圭さんが所属する法律事務所を経営する奥野善彦さんが今年1月に名誉町民になったことからあいさつに立ち、棚倉への思い入れを語りました。懇親会では、人形店を営む坂田会長が提供した羽子板や棚倉物産が当たる抽選会や、塙町出身で旧棚倉高校(現修明高校)卒業の歌手夏川アキさん(本名・鈴木敏子)さんのミニステージもあり、盛り上がりました。
▶11/11土 棚倉町ゆかりの日本画家、藁谷実さん、剛巳さんの兄弟二人展が19日まで須賀川市のギャラリーマスガで開かれています。午前10時から午後6時まで。入場無料。兄弟は著名な日本画家だった棚倉町出身の故藁谷耕人さんを父に生まれ、兄の実さんは広島市立大学芸術資料館長、弟の剛巳さんは日本美術院院友、福島県在京美術家協会会員になっています。兄弟展の開催は福島県内では初めて。ギャラリーオーナーの増賀睦朗さんの念願がかない実現しました。兄弟の個性を感じてみましょう。(写真は会場を訪れた藁谷剛巳さん)
▶11/13月 棚倉町議会の全員協議会は13日開かれ、町が第六次振興計画に基づく平成30年度から32年度まで3カ年の実施計画案について概要を説明しました。この中で、32年度に社川小学校の大規模改修設計に着手する予定が示されました。現在、建設工事が進められている棚倉保育園の統合新校舎に関しては、来年度から向こう10年間、毎年一定額を町が建設費補助として交付する計画です。また、観光名所となっている山本不動尊が近接している山本公園にキャンプ場連絡橋、水洗トイレ、バンガローなどを年次計画で整備することが盛り込まれました。
▶11/14火 棚倉町議会建設経済常任委員会(菊池忠二委員長)は14日、所管事務調査の一環で町商工会を訪れ、立石誠町商工会長らと意見交換しました。この中で、人口減少対策や雇用の場確保の観点から有効な施策となる企業誘致に関連し、工業団地の造成や居住環境整備、さらに観光誘客のために中心街の道路や駅前整備が必要―との要望が出され、委員会も賛意を示しました。
▶11/15水 棚倉町老人クラブ連合会(南雲孝会長)主催の第40回高齢者作品展一般公開が15、16の両日、町立図書館で開かれ、〝熟練の技〟が一堂に並びました。旬の野菜から果物などの農作物をはじめ、絵画、書、陶芸、手工芸などさまざまな分野で会員が丹精込めて仕上げた作品がテーブルや壁に並びました。審査会もあり、最高賞の町長賞には、藁谷鋭さん(南町)の「古民家」が輝きました。精巧なミニチュアで、屋根や畳はネコジャラシの穂を使って編み込んだそうです。必見の価値ありです。